誰でも3Dプリンター用のデータを投稿・ダウンロードできるサイト「Maker Bot Thingiverse」で
良さげなギターの壁掛けラックがあったので、
他人(Roy-Tore Hofstad)様のデータをダウンロードさせて頂きました。
成形するためにFLASHFORGEのスライサーソフト「Flash Print」で
データを読み込み、成形できるように準備しました。
成形完了しました。
早速、印刷を行いラック(成形品)を壁にビス留めするまえに
ギターネックをラックにかけて、ラックを持ち上げた瞬間、
ラックの片側が破損しました。
破断面を確認したところムシれておらず、
綺麗に積層面が見えていたことから、
材料自体の強度というよりは、
応力(ギターの荷重×ラックの腕の長さ)が
材料の層同士の強度(接着力)を上回り、
材料の層同士が剥がれたものと推測されます。
実は、本データの概要欄に提供者からご丁寧に下記の説明があるものの、
読んでいませんでした。
説明読まなかったがために、残念な結果になってしまいましたが、
下記の教訓を得ました。
- 印刷物に荷重(応力)が加わる場合は、強度を考慮する必要があること。
- 印刷向きによって強度がかわってくること。
また、材料の層同士の接着力を上げるには、層同士の隙間(積層ピッチ)を狭めることも有効的らしく、スライサーソフトで設定できるみたいなので、印刷条件を見直そうとも思いました。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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