一番最初に書いた記事コンテンツ紹介[Contents introduction]で少し触れましたが、改めてAIを用いたキャラクター自動生成について記事をまとめていきます。
Table of Contents
AIはどうやってキャラクターを自動生成するのか
AIと言っても範囲がガバガバなので、その中でも画像生成に関するものを少し紹介します。
最も代表的な手法はGAN(Generative Adversarial Network : 敵対的生成ネットワーク)ではないでしょうか。
GAN
GANは、Generator(偽物を生成するネットワーク)とDiscriminator(本物か偽物かを判別するネットワーク)に分かれます。
考え方としては、
GeneratorはDiscriminatorが誤判定を行う(偽物なのに本物だと判定させる)ように画像を巧妙に生成する手法を学習、
DiscriminatorはGeneratorが生成する偽物の画像と本物の画像を、より正確に判別する手法を学習します。
これにより、二つのネットワークはお互いに精度を高めていくことが出来るという訳です。
そして学習が完了したGeneratorを用いることで画像の自動生成が可能となります。
(Discriminatorは判別するだけのネットワークなので要らない子です。)
以上でざっくりとイメージが掴めたと思いますが、実際にこれが何の役に立つのかというと…
彩ちゃん
彩ちゃんはAIを用いて商用利用可能なキャラクターを自動生成し、$2.50で販売するサービスです。
このサービスを最初に提供した人は、本当に目の付け所が良いと思います。
実際に使用できるリンクを以下に張ります。
https://cre8tiveai.com/sc/make
実際に使ってみた
最初に自分の好みのキャラクターを選択します。
ここでは左を選択してみました。
すると、そのキャラクターに特徴が類似したキャラクターが生成され、その中から再度好みを選んでいきます。
真ん中一つ右のキャラクターを選びました。
どんどん選んでいって、欲しいキャラクターになったら”Select”ボタンをクリック。
更に”Download”をクリックして購入画面に移ります。
クレジット決算で$2.50となります。
商用利用可能なことを考えると直ぐに使えるのにお手頃すぎます。
実際に購入すると以下のようなメールが届きます。
過去に買ったものなので若干値段が違うような気もしますが…
そしてダウンロードしたキャラクターは、商用利用可なので何に使用しても問題ないです。
何キャラか雰囲気の似たキャラクターを購入してゲームの素材にしても面白いと思います。
以上がAIを用いたキャラクターの自動生成となります。
このようなサービスが出てくるとAIに仕事が取られてしまうー…とか言う人が出てきますが現在のAIでは教師(お手本)となる対象が必要ですのでプロの絵師さんの職がなくなることは無いです。
(最先端では教師なしで学習を行う手法も日夜研究されていますので数十年後はどうなっているか分からないですが)
そもそも個人的な意見としては、わざわざ面倒な仕事をしたくないのでAIをどんどん普及させてベーシックインカムを支えられる基盤となるところまで進化させるべきだと思っています。
特に日本はこれから人口が減って労働力の総量が少なくなっていくことが悪い意味で保証されているため、仕事を減らしていかないと経済が回らなくなり、更に経済後退国の一途を辿ることに…
どのようにAIを使用するのかは度々問題として取り上げられていますが、便利なものはいずれ普及しますのでAIについて今後も勉強していきたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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