調理器具の販売を丁重にお断りしたお話

Life

社会人なりたての頃に、大学の同級生から家庭調理器具の購入を勧めて頂いた時の話をします。
その人のことをAさんと呼びます。

この記事は、私の強い偏見が含まれていますので、
読む人によっては「自分は悪くない!って正当化したいだけでしょ!?」と感じることがあるかもしれません。
もし、読んで気分を悪くされた方がいらしたらごめんなさい。

この記事に役立つ情報は一切載っておらず、「私はこうした」という内容しか書かれていません。
ただ、この記事を読んで「あなただったらどうしますか?」と問い掛けたくて記しました。
正解がない話なので、あなたが正しいと思う意見を教えてください。
すでに体験したことがある人の場合は、また違った見え方がするかもしれません。

話の流れ

書くとだらだら長くなってしまいそうなので、表でまとめました。
要約したものなので、言葉足らずな部分をあとで補足説明します。

事の始まり

Aさん以外の人と遊んでいたことをSNSに載せたことが始まりでした。

Aさんから「たのしそうだね!」「今度一緒にご飯いこ!!」と返信してくれました。
Aさんとはお互い他県のため会う機会がなく半年ほど会ってなかったため、誘ってくれたことを嬉しくお思いました。

集合場所として、お互いの家の中間地点の駅が栄えているため、
ご飯を食べにいくならそこかなと思っていましたが、Aさんから「集合場所をA宅の最寄駅がいい」と強い提案がありました。
そこにこだわる理由が当時はわからなかったものの、「せっかく誘ってくれたから」と承諾しました。

約束の日の前日に、他の友人と遊んでいたときに、ふと「明日Aさんとご飯に行くんだけど、ちょっと遠いから大変だな????」と
愚痴を溢してしまった時、「行かなくていいんじゃない?」と冗談まじりではなく、結構本気で言われました。
友人の反応に違和感を感じ、意味深な様子が伝わってきました。

約束の日 当日

疑問を抱きながらも約束の日は結局、行くことにしました。社会人になって車を買ったので
どうせなら車で行こうと下道で2時間半かけてAさんのアパートまで向かいました。

集合時間の15分前に集合場所近くのコインパーキングに車をとめ、待ち合わせの駅前に向かいました。
そこにはすでにAさんが待ってくれていました。この時私はいつものAさんとは違うなと感じたことが2つありました。

  1. 待ち合わせには必ず遅れてくるのに、この日は逆に待ってくれていた
  2. 化粧が本気モードだった。私のために本気モードにするのはありえないと感じていたため、私と会う前に彼氏とでも会っていたのかと気になりました。 ※これは私の偏見が強い
  3. ご飯はお店ではなくAさん宅で一緒につくって食べようと提案された。
  4. 材料はすでに買い揃えているとのこと

読む人にとっては、Aさんが「優しい人」と思うかもしれませんが、
私とAさんの4年間の仲から「Aさんが私にここまで尽くすはずがない」という
私の思い込みがある中で上記4点が一度に発生したため、この時点から「何か変」と感じ始めました。

楽しいホームパーティー(2人)

不安を隠せずにAさん宅で料理をしました、
すでに調理器具・具材が机の上に並べて準備されていてビビった覚えがあります。

1時間半かけて下の三つの料理を完成させました。
Aさんの手際が良すぎたのでほとんど待ち時間が多かった気がします。

  • 鶏肉のマーマレード煮
  • グラタン
  • チーズケーキ

どれもめちゃくちゃ美味しかったです

疑惑が確信に!?

何かしらあるのではないかと疑問に思っていたところにふとAさんが
「この商品どう?買わない?」と聞いてきました。
その時私は悟りました。
と同時に強いホームシックに襲われたのです。

お勧めして頂いた商品とそれに対しての私の反応は最初の表に載せたので割愛します。

実演キットを用いた販売

ただ、上の表の緑色のセルに書いてあったことは個人的に書きたいので書かせてください。

Aさんが勧めて頂いた商品の一つとして、洗剤がありました。
他の市販の洗剤に比べ、いかにその洗剤が秀でているかを私が体感できるように
おもむろに段ボールから実演キットを持ってきてくれたのです。

段ボールから取り出したキットはまだ、未開封の新品同様のものでした。

私が第一お客さんでしょうか?

実演の内容としては、下図のように同じ量のサラダ油に対し同じ量の洗剤をかけ、
それぞれ2箇所を手で擦ることで油汚れの落ちやすさを体感できるものでした。

私は、目の前にいるAさんが大学の同級生だったAさんとは違う人のように見えて目眩が発生していました。

Aさんからは「2箇所を左右別々の手で擦るように」と説明して頂けましたが、
しばらく思考が追いつけなかったためか、あまりに緊張しすぎたせいか、
私は何を思ったのか2箇所をごちゃ混ぜに手で混ぜてしまったのです。
これでは、比較の意味を為しません。コントではなく、本気で間違えました。

その途端、Aさんから「違あぁぁぁう!」怒号が飛んできました。
私はこんなに怒っているAさんを初めて見ました。確かにAさんの立場で考えると無駄になってしまったので、
怒りたくもなるのかもしれません。
サラダ油・普通の洗剤・魔法の洗剤がごちゃ混ぜになって何が何だかわからなくなった鏡面を
Aさんと一生懸命、魔法の洗剤で磨き落として再チャレンジしました。

当時の私の中では、この時なぜか「喜怒哀楽」か分からない下記のような感情に一度に襲われパニックになってしまいました。

  • こんなに怒っているAさんへの驚きと申し訳なさ
  • 簡単なことを間違えてしまった自分を責める気持ち
  • 狙ってやったわけではないはずなのに、
    コントのようなオチになったことに笑いを必死で我慢していたこと

今では、笑い話で済む話ですが当時の私にとってはなかなか辛いものがありました。

そんなこんなで

なんとか、商品は購入しないようにして、無事帰宅することができました。

一つ皆さんに言いたいことがあるとすれば、私はAさんを避けてしまいましたが、
「だからと言ってAさんは悪くない」と言うことです。
たまたま、需要と供給の関係が合わなかっただけのことです。

実際に紹介して頂いた商品の品質は、そんじょそこらの安いものと比べて特段に高く、良いものでした。
「ただ、買う必要がなかった」買わなかった理由はそれだけのことです。


もし、身近な人でこのような方がいらっしゃってあなたに商品を紹介してもらった時、
あなたならどうしますか?「ほしい!と思ったから買う!」「必要ないから断る」
どちらのご意見も正しいと思います。
というより、私が正しい正しくないと判断することじゃないかもしれません。

もっというと、自分はあの時どうすればよかったのか今だにわかりません。
他の方の意見を聞いて参考にしたいなと思い記事にしてみました。同じ体験をされた方も
是非、体験談をお聞かせください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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