個人開発者の無反応期と、その先に見えたもの
書き出し
個人開発や情報発信をしていると、「これ本当に誰かに届いているの?」と不安になる瞬間が必ずあります。
頑張って作ったものを世に出しても、再生回数は一桁、コメントも「ゼロ」。
今この記事を読んでいるあなたも、一度はそんな孤独感を味わったことがあるかもしれません。
“フィードバック0”のリアル
自分も例に漏れず、「フィードバックがまったく返ってこない」時期がありました。
YouTubeでロング動画(長尺)を投稿してみても、再生回数は10回、20回と、ほぼ身内だけが見ているんじゃないか?というくらい静かな数字。
「コメント欄がずっと無人駅状態」で、心が折れそうになる感覚は今でも覚えています。
ショート動画は少し状況が違っていて、最初の10日間は100~300再生くらいで推移。
「地味に見てもらえてるな」と思いつつも、特に反応が増えるわけでもなく淡々と数字が並ぶ毎日。
でも、ある日突然数千回再生される動画が一本だけ現れました。
そこから、他の動画の再生数も300~500回程度で安定してきて、徐々に「見てくれる人がいる」という実感が湧いてきました。
継続することで、“基礎再生数”みたいなものが固まってくる感覚があったのは自分にとって大きな発見でした。
どうやって立て直したか・やってよかった工夫
フィードバック0の時期、ただひたすら投稿し続けるのは本当にメンタル的にしんどいものです。
自分も、YouTubeだけじゃなく個人ブログ、Qiita、Zenn、Noteといった複数のプラットフォームで記事を出して、「どこなら読まれるのか?」と様子を見ながら発信を続けていました。
そこで気付いたのは、「プラットフォームとテーマの相性が露骨に出る」ということ。
例えば、Zennだとわりと読んでもらえる記事が、QiitaやNoteではほとんど反応がない、なんてことも珍しくありません。
個人的には、Zennが自分のテーマと最も相性がいいと感じています。
特に個人のブログだと、そもそもコメントやリアクションはほぼ皆無。
でも、Zennで記事を出すことで「見てくれている人がいる」と実感できたのは大きな転機になりました。
いろいろな場所にアウトプットすることで、最初は無反応でも、どこかで必ず“自分の話にハマる人”と出会える——これが、継続の支えになった気がします。
“フィードバック0”期間の意味と気づき
いろいろなプラットフォームで発信を続けていく中で、だんだん「どんな記事が読まれるのか」「何がウケないのか」が分かってきました。
特に大きな気づきは、がっつりとスクリプト(コード)を出す記事ほど、あまり反応が良くないこと。
「実装例」「コピペできるコード」をたくさん書いても、それが直接読者の“ためになった”と実感してもらえる機会は意外と少ない。
なぜかというと、結局スクリプトはプロジェクトの“何万行もあるうちの一部”にすぎないから。
部分的な実装だけを切り取っても、背景や設計の意図が伝わらないと「何が役立つのか」「自分の開発にどう活かせるのか」が分かりづらい。
“設計観点”や“考え方”を中心にまとめた記事の方が圧倒的に読まれやすいと、実体験を通じて分かってきました。
これは「無反応期」を経て、自分がたどり着いた大きな気づきの一つです。
まとめ:続けること・広げること
いろんな場所で反応ゼロを味わいながら、それでも自分なりに工夫を重ねてきて、
今振り返ると「とにかくアウトプットし続けること」「アウトプットの範囲を広げていくこと」が一番大切だったと実感しています。
最初は全く反応がなくても、続けていれば必ずどこかで見てくれる人が現れるし、
発信する場を増やせば、それだけ自分の“刺さる場所”に出会える確率も上がる。
これから発信を続ける人、個人開発を頑張っている人にとっても、
「とりあえず諦めず、幅広く発信を続けてみよう」というメッセージが届けば嬉しいです。
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