京都大学、名古屋工業大学、藤田医科大学の合同実験に参加してみました

AI

合同実験

大学院時代のつながりで共同実験に参加する機会がありましたので、ちょこっと参加してみました。

共同実験の内容を簡単に説明すると、議論の進行役であるファシリテータをAIに担わせるオートファシリテータに関するものです。

5人,10人くらいのグループにおける議論であれば、ファシリテータが議論の方向性を修正したり、議論が活発になるようなアシストを入れたりすることが可能ですが、参加人数が100人、1000人と増えていくと人では無理じゃね?じゃあAIに任せてみるか。。。といったコンセプト

今回私はそのオートファシリテータが進行を行う議論に実際に参加してみました。

テーマ:あらゆる場所の貧困を終わらせるためには?

最初に感じたのは議題が難しすぎ(笑)

最初の10分くらい誰もつぶやかなくて議論どころではなかった(笑)

いきなり具体的な対応策についての議論は無理だなと思ったので、まず現段階における問題点として以下のようなコメントをしました。

「貧しい者が貧しいことを自覚して自身の状態を世間に発信できるようにすることが大切だと思います。つまり、まずは教養の格差をなくすことが大切なんじゃないかと…
(自分の状況を客観的に評価するためにはそれなりの教養は必須なので)
既にオールドメディアがこのテーマについては何度も話題に出していますが、結局のところ何も改善できていない。
個人が貧困で困っているという発信ができるような状況を作り上げていくことで、具体的な問題に落とし込めると考えています。」

皆さんは↑の意見に対してどのような応答を返しますか?

実際にあった議論の流れとしては、
①教育格差をなくそう
②教養をつけるために学校を発展途上国にたてる
③でも解体されて資源として売られたりしているから具体的な方法が思いつかない…
④日本のオリンピック利権しかり、どうしても組織立って動くとトップが腐った場合にリカバリがきなない
⑤不正の抑止力として第三者の機関を置き監視する必要がある
⑥その資金をクラウドファンディングで賄えると良いよね
⑦クランドファンディングは結構信用が落ちてきてるし厳しそう
⑧ふるさと納税のような税金の控除枠を使って支援が出来れば利用する人は多いのでは?
⑨税金周りは各国によって全く状況が異なるため共通した概念を追加するのは難しそうだけど、方向性として面白そうなのでこの方針で議論をすすめる
⑩個人や国ではなく、企業として参加した際に関税が優遇されるようになるとかできると良いね(ただ情報管理等が煩雑になりすぎる)
⑪伝統工芸の体験を含めた現地の旅行プランとかを返礼品にするのもありなのでは?
⑫現地旅行となると支援する金額が大きくなる、日程調整が難しい、安全面が担保できる?などの懸念点が…
⑬現地に行くとなると、やはり懸念点が多そう。NFTとか仮想空間に体験をフィードバックできたりすれば個人的には利用してみたい。

議論時間は1時間なので、ここまででタイムアップとなってしまいましたが、方向性としては結構面白い議論になったのではないかなと思います。

実際には各討論の間にAIが”〇〇という意見についての、メリットは何でしょうか?”、”〇〇に対して、短所となる点は?”みたいにピックアップして話の流れを作り出そうとしてくれていました

まだまだ改善点はあるように感じましたが、試みとしては非常に面白かったです。

実際に進めている研究に実験として参加すると、色々と試みていて面白いし、自分も何か作ってみようという気が触発されて良い機会でした。

皆さんも、普段なかなか参加できないイベントがあった際には積極的に参加して様々な経験をつみ、 インスパイアされて行動に繋げるようにしていきましょう!

以上、面白い経験でしたので記事にしてみました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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