UnityでAdMobを使って広告収益化を行うには、ただコードを書くだけではなく、いくつかの事前設定が必要です。この記事では、UnityプロジェクトにAdMobを正しく組み込むための設定手順を、AndroidとiOSそれぞれに分けて紹介します。
ステップ①:AdMobアカウントの用意
- Google AdMob公式 でアカウントを作成
- アプリを登録(Google Play / App Store に未公開でも仮登録OK)
- 広告ユニットID(バナー / インタースティシャルなど)を発行
ステップ②:AdMob SDKをUnityに導入
1. Unity公式のパッケージから導入
- Google Mobile Ads Unity Plugin
.unitypackage
をダウンロードして Unity にインポート
2. External Dependency Manager(旧Play Services Resolver)
- UnityでAndroid/iOS向けライブラリの依存関係を管理するツール
- 通常、AdMob導入時に自動で入るが、入っていない場合は追加で導入が必要
ステップ③:Android側の設定
1. AndroidManifest.xml の確認・編集(※Plugins/Android)
<uses-permission android:name="android.permission.INTERNET"/>
<uses-permission android:name="android.permission.ACCESS_NETWORK_STATE"/>
広告表示には ネットワーク接続関連のパーミッションが必要です。Unityが自動で生成する場合もあるが、カスタムManifestにする場合は明記しましょう。
2. AdMob App IDの設定
Assets/GoogleMobileAds/Resources/GoogleMobileAdsSettings.asset
で App ID を入力
例:ca-app-pub-1234567890123456~1234567890
ステップ④:iOS側の設定
1. App IDの入力
- 上記と同じく
GoogleMobileAdsSettings.asset
にて iOS用 App ID を記入
2. Info.plist に広告設定の追記
ビルド後、Info.plist
に以下のような記述が必要になることがあります(特にiOS 14以降)。
<key>GADApplicationIdentifier</key>
<string>ca-app-pub-xxxxxxxxxxxxxxxx~yyyyyyyyyy</string>
<key>NSUserTrackingUsageDescription</key>
<string>このアプリでは広告の最適化のためにトラッキングを使用します。</string>
3. SKAdNetwork IDの登録(必要に応じて)
Appleのプライバシーポリシー対応として、SKAdNetwork IDの記述も求められるケースがあります。
ステップ⑤:デバッグ用のテストIDを使う
テスト中に本物の広告を表示してしまうと ポリシー違反になる可能性があります。
AdMobが提供しているテスト広告IDを使用するか、以下のように Debug.isDebugBuild
を使って切り替えましょう。
#if UNITY_EDITOR
adUnitIdBanner = "テストID";
#elif UNITY_ANDROID
adUnitIdBanner = Debug.isDebugBuild ? "テストID" : "本番ID";
#endif
トラブルシューティング
問題 | 原因と対処法 |
---|---|
広告が出ない | App IDが未設定/広告ユニットIDが間違っている |
Androidビルドエラー | AndroidManifest.xml の競合、tools:replace不足など |
iOSでビルド失敗 | Info.plist の追記漏れ、AppTrackingTransparency未対応など |
まとめ
AdMobの導入にはいくつかの設定が必要ですが、以下をチェックすれば安定して動作します:
- GoogleMobileAdsのSDK導入
- App ID / ユニットIDの正確な登録
- AndroidManifest / Info.plist の設定
- テストIDで安全にデバッグ
- Debug / Release ビルドの切り替え対策
コメント