UnityでAndroid連携やネイティブ機能を使おうとすると出てくる「AARファイル」。
この記事では、AARとは何か?、Unityでどう使うのか?、そして**MinuteMindでどのように活用しているか?**を紹介します。
AARとは?
AARとは「Android Archive」の略で、Androidアプリ用のライブラリパッケージ形式です。
中には以下のようなファイルが含まれています:
.class
ファイル(JavaやKotlinで書かれた処理)AndroidManifest.xml
- リソース(画像やレイアウトXMLなど)
わかりやすく言うと:
「Android用の機能をひとまとめにした拡張パック(.aar)」で、
UnityからJavaの処理を呼び出すための橋渡し役になる
UnityでAARを使う場面
Unity単体では難しいことをやりたいときにAARが必要になります:
やりたいこと | AAR必要? |
---|---|
バイブレーション | 不要(Unity標準) |
Google Driveへファイル送信 | 必要(Intent処理) |
Androidの通知バー制御 | 必要 |
ネイティブ広告表示 | 必要(AdMobの一部) |
UnityでAARを使う手順(ざっくり)
- Android StudioでJavaコードを書く
- 例:ファイルアップロード用Activityを作る
- ビルドしてAARを出力
File > New Module > Android Library
→ ビルド
- UnityにAARを読み込ませる
- AARファイルを
Plugins/Android
フォルダに配置
- AARファイルを
- Unityから呼び出す
using (var unityPlayer = new AndroidJavaClass("com.unity3d.player.UnityPlayer"))
using (var activity = unityPlayer.GetStatic<AndroidJavaObject>("currentActivity"))
{
// Java側のクラスやメソッドを呼ぶ
}
MinuteMindでの活用例
MinuteMindでは、Google DriveにJSONファイルをアップロード/ダウンロードするためにAARを導入しています。
- Java側で
FileImportActivity
を実装 - Intentを使ってファイル選択画面を表示
- Unityから呼び出して処理結果を受け取る
このように、Unity単体では扱いにくいAndroidネイティブ処理をAARに切り出すことで、柔軟かつ安全に機能を追加しています。
まとめ
AARは一見難しそうに見えますが、UnityでAndroid特有の処理を使いたいときにとても便利な仕組みです。
- Androidのネイティブ処理をUnityに取り入れたいときに使う
- Android Studioで作って、Unityに取り込むだけ
- 難しい処理をAARにまとめて、Unityは簡単に使うだけにできる
という意味でも、Unity×Android開発において必須スキルの1つです!
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