日本の税率
よく政治家が「日本の税は安い(笑)」と仰っておられますが、本当に安いのでしょうか?
岸田政権となり、富の分配として金融所得課税を上げるとかやばい発言も出てきていますね。
1億円の壁などの一般市民にはあまり関係のない話を持ち出して、あたかもお金を持っている人をターゲットに見せかけた貧困層アタックは最早笑えないです。
日本の税は表面上平等を謳った不平等な税ばかりですね。
なぜ段階的な税ではなく、一律に税負担を上げるのか…
格差を拡大させたいとしか思えないですね。
前置きはここまでとしまして、 NISAやiDeCo,ふるさと納税について話をする前にまずは日本の税金について、*国民負担率を紹介したいと思います。
*国民負担率 とは
個人や企業の所得に占める、税金や、年金・健康保険・介護保険など社会保険料の負担の割合を示すもの。
読んで字の如く、国民が負担している税の割合を示した尺度です。
まずは以下の資料を確認してもらいたいと思います。
財務省ホームページより抜粋
https://www.mof.go.jp/policy/budget/topics/futanritsu/20210226.html
着実に税負担が多くなってきていますね。
令和3年では44.3%となっていますが、これからコロナでばらまいたお金と高齢者を支えるためにお金を回収する必要が出てくるため負担率増加はほとんど決定事項です。
収入は減っているのに税負担は上がる一方で、対処を行わずに付き合っていたら骨の髄までしゃぶられそうです(泣)
なんとか対策しなければ!
大切な非課税枠
では実際に税金に対してどのような対処方法があるのか?
一番簡単なものは、使える非課税枠を最大限利用することです。
年末調整か確定申告時に非課税枠の申告をすることで払いすぎた税金を返してもらえます。
それでは実際に私が実施している項目について 以下4項目を紹介をしていきたいと思います。
- NISA(Nippon Individual Savings Account:少額投資非課税制度)
- iDeCo(Individual-type Defined Contribution pension plan:個人型確定拠出年金)
- ふるさと納税
- 青色確定申告 ← これは私も今年度から初めて実施するため詳細を記載することは難しいかも(笑)
NISA
まずは上記項目の中で最も簡単に始めることが出来るNISAについて。
NISAと言っても色々と種類はありますが、大きく”一般NISA”と”つみたてNISA”に分けることが出来ます。
どちらも株の売買や配当による利益の税金を免除(0%)とするものとなります。
(基本的に株で得た利益には20.315%の税金がかかります。)
簡単に違いを紹介すると以下のような感じになります。
・一般NISA
2023年までの制度となりますが、年間120万までの金融商品にかかる税を免除可能
有効期間は5年
・つみたてNISA
年間40万円までの金融商品にかかる税を免除可能
有効期間は20年
私はつみたてNISAを利用していますが、利用額を考えると絶対に一般NISAの方が良かったなーと少し後悔しているところです(笑)
一般NISAを2023年まで使用して、そこからつみたてNISAに変更をするのがベストプランだったのかと今は思います。(投資始めてしばらく経つ今だから言えることなんですけどね…)
注意点としては、一般NISAとつみたてNISAを同時に並行して利用することはできません。
日本にしては大盤振る舞いなこの制度、実際にどのくらいの人がNISAを利用しているのか調べてみました。
金融庁ホームページより抜粋
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/datacollection/index.html
2021年の日本人口は1.2億人程ですので、利用者は全体の13.6%程となりますね。
(NISAは一人一口座しか持てないため、口座数=利用者として換算しています。)
思っていたよりも大分利用者が少ないですね…
私は日本円の価値がこれから下がる確率が高いことも考慮すると、円よりも株として海外の株を保持した方が安全だと思いますので、お金は積極的に投資に回してます。
気になる方はぜひNISAを利用してみてください。
とりあえず始めてみたい人には”つみたてNISA”がお勧めです。
年間40万 = 月間33,333円のつみたてを無心に続けていけば10年,20年後にはそこそこの利益になっているはずです。
年利4%と仮定しても20年後には1.04の20乗ですので2.2倍になる計算です。
使用する証券会社としてはSBI証券か楽天証券の2択かなと思います。
(結局人気なものは手数料が安いので、人気なものにしておけば問題なし)
私はSBI証券でつみたてNISAを利用しています。
買う商品については、ぶっちゃけNISAとして購入できる商品はかなり厳しい審査のもと選別されていますので極端な外れは無いはずです。
個人的なおすすめとしては、”SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))”を買っておけばいいんじゃないかと思っていますが、eMAXIS Slimシリーズであればなんでも良いかなと(笑)
iDeCo
iDeCoはNISAの積み立て枠を使用してもまだまだ金銭的に余裕のある方が実施を検討すればよいと思います。
制度的にはNISAと似たようなものです。非課税枠を利用して株を購入することが出来ます。
(国としては非課税枠と言っていますが、厳密には非課税枠ではなく出金時に税金がかかります。この辺の税は国がわざと分かりにくく決めているように感じます。)
iDeCoの枠で購入した株は年末調整時に控除枠として申請することで払う税金を少なくすることが出来ます。
iDeCoで買える金額はそれぞれの雇用形態、会社、個人事業などによって変わってきますので以下の資料を確認して大体購入できる金額を把握してもらえれば良いかと思います。
“平均額はどのくらい? 個人型確定拠出年金(iDeCo)の掛金額”
https://www.resonabank.co.jp/nenkin/ideco/column/upper-limit.html
一般的なサラリーマンであれば月2.3万円か1.2万円のどちらかになるかと思います。
この上限額については、申請時に会社に記載してもらえれば良いです。
(どのみち会社に記入してもらわないといけない欄があるので)
…といいつつiDeCoに関しては2022年に改正が入り、会社の記入が必要なくなるっぽいですが。
iDeCoを利用する上で最も気を付けなければならないことは原則60歳からでなければ入れたお金を引き出せないこと、月額最低5000円を入れなければならないことです。
一応、個人型確定拠出年金ですので年金として老後に受け取るお金になります。
そのため万が一お金が急に必要になったとしてもiDeCoとして利用している分は直ぐに換金することが出来ず、金融会社から借金しなければならなくなるということも発生し得えます。
お金を増やして楽をしたいのに、借金していたら本末転倒もいいとこですね。
よって、冒頭でも書いたようにNISA枠で満足できないくらいお金に余裕のある方のみ利用した方が無難かと思います。
ちなみに現在、iDeCoを利用している人数は以下の通りです。
iDeCo公式サイトより抜粋
https://www.ideco-koushiki.jp/news/
加入者数が2,174,251人ですので、利用者は全体の1.8%程です。
(厳密には、加入対象外の学生等もいますので2%中盤くらいですかね)
NISAと比べると圧倒的に少数です。
実際、原則60歳からでなければ入れたお金を引き出せないこと、月額最低5000円を入れなければならないことがネックになって利用していない方が多いようです。
とはいえ、国が用意してくれている数少ない有用な非課税枠であることに変わりはないので利用できそうな方は積極的に利用した方が良いかと思います。
私はiDeCoに関してもSBI証券を利用していますが、どこの証券会社を利用してもあまり変わりはないと思います。
あとは”ふるさと納税”と”青色確定申告”について紹介しようと思っていましたが、記事が結構長くなってしまったので、次の記事で紹介していこうと思います。
以上、使える非課税枠を積極的に使用することは非常に大切なマネーリテラシーだと思いますので、実施できそうなものは積極的にやってみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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