奨学金364万円を繰上返還したら
16万円分の利息がチャラになった

Scholarship

日本学生支援機構から第2種奨学金を借りると、返還時に利息がついた状態で支払うこととなります。利息を減らす方法として「繰上返還」という方法があります。通常は、月に一度の支払日に定額を(240回払い=20年間)支払いますが、月数単位でまとめた返済が可能な制度です。

私は大学の授業料を払うために第2種奨学金(利息あり)を364万円を貸与していました。大学を卒業したら早く支払いを済ませて、プレッシャーから開放されたいと思い繰上返還を活用し1年9ヶ月で奨学金を完済したので、下記に示します。

返還条件の内容

・借用金額 364万円 ・保証人あり ・月賦返還(月の27日に一定額を支払う) ・年利率 0.59%

通常通りに支払いした場合

月々の支払額16,125円 (利息あり) ↓(240回払い=20年間) 利息を含めた支払総額 3,870,300円 (利息230,300円)

実際の支払い(繰上返還あり)

16,125円 ×20ヶ月分=338,925円 21回目の支払日に残りの220回分の支払いを 繰上返還(一括支払)=3,364,128円 支払総額 3,703,053円 (利息 63,053円) 繰上返還してない場合との差額 167,247円 (チャラになった分)

奨学金を完済した感想

返済しないといけないという義務感から開放されました。保証人に叔父、連帯保証人に父がなって頂いていおり、迷惑をかけてはいけないという気持ちも強かったことから、早期完済の強いきっかけになりました。ようやく人生のスターラインに立った気がして清々しかったです。完済してから2年半が立ちますが、悩みが一つ減ったことで他のことに注力できるのがかなり自分の中では大きかったです。

利息を減らす方法

下記方法の手続きについての詳細は「日本学生支援機構」のホームページで確認してください。

学生の方

  • 不必要に奨学金を借りない。借りれば借りるほど利息が増す。
  • 使用料金に対して、貸与金が明らかに高いことが分かっているのならば、月々の貸与金を減らす。
  • 余った貸与金を使用しない場合、備えとして貯蓄しない場合は 学生のうちに返す。

社会人の方

繰上返還でなるべく早く返済する。

繰上返還が向いている人

・借金という悩みから開放されたい人 →あまり気にしていないのであれば無理に返済しなくともOK) ・「保証人なし」で「機関保証」で奨学金を貸与している人 →「保証人あり」よりも利息が大きいため

これから返済する人に向けて

私が繰上返還して利息が16万円チャラになったわけですが、絶対に繰上返還をしたほうが良いとは言い切れません。

払い切ってしまえば当然手元のお金が少なくなります。独身であれば消費を抑えられますが、すでに家庭を持っている人、持つ人などは手元の資産をギリギリに減らしてまでも無理に奨学金を減らそうとするのは、身も心も削ることとなります。

人や貸与条件によってどうするのがベストかは、その人の価値基準によっても異なることから、自分が一番納得できるのが一番かと思われます。

今回の記事はあくまで参考程度の内容となりますが、判断材料の一つとしてあなたのお役に立てたなら嬉しいです。

YOUTUBEでも動画で解説しています

以上の流れをYOUTUBEに動画でまとめましたので、こちらにあげておきます。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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